メモ

≪地上の人間、大空を知らず≫

戦国時代。それは、名のある武将から一人の民までが
あらゆる夢のために命をかけて戦った時代。

天下を取ること、それが彼らの唯一目指した夢である。


戦国時代は豊臣秀吉が天下を取ったことで終わりを告げる。
そう教科書で教わってきた現代人には知られぬ世界。

同じ時間が流れる、もう一つの世界

それが【戦国界】と呼ばれる世界である。




【戦国界】
専用のICチップを利用すると、行くことのできる世界。
時間という概念がなく、太陽がでているか月がでているか。
ここでの怪我や記憶などはリアルに影響する。


【ICチップ】
大きさ、形は様々。


【武器】
戦国界で使用する武器。
刀、弓、槍など様々なものがある。





≪伊達藤次郎≫
大学に通う学生。
生まれつき右目の視力が弱く、中学で完全に視力を失った。
よく嘘をつくせいか、友達と言える人物が少ない。
急にテンションが上がり、急に下がることが常。
ヘビースモーカーだが、酒は一切飲めない。
強気で、人を上から見下す性格をしているが
病弱なため病院の先生が話し相手。
のちに、戦国界での怪我が影響して右足の自由が利かなくなる。


戦国界では【伊達政宗】と名乗っている。
独眼竜とも呼ばれていて、奥州の人々に愛されている。
リアルとは違い健康な身体で動き回れる。

【山城大掾藤原国包】という刀を愛用している。
（やましろのだいじょう　ふじわらのくにかね）



≪片倉景綱≫
戦国界で藤次郎のサポートをしている。
藤次郎がリアルにいる間、奥州を任せられる。
一人でなんでもやろうとする藤次郎の保護者。
笛の名手で、祭りの時によく吹いてくれと民に言われる。
畑仕事を民と一緒になってやることで、民との交流をする。





≪伊達成実≫
戦国界で藤次郎の重臣をしている。
リアルに行くことができ、たまに藤次郎の様子を見に行く。
藤次郎こと政宗と親戚関係にあり、１つ年下だがなんでも意見が言える。
ガタイのいい大男のため、藤次郎の隣に並ぶと嫌がられる。
何かい景綱に怒られようと、藤次郎を「政宗」と呼び捨て。
景綱と鬼庭を「景兄」「綱兄」と呼ぶ。
戦略を練ることが苦手で、思い立ったらすぐ行動。





≪鬼庭綱元≫
伊達軍の頭脳。
戦国界で景綱、成実と共に藤次郎を支える。
優しいオーラを放っているが、怒ると藤次郎にも止められない。
庭にくる鳥や猫に懐かれている。
笑顔で怒る人、といえばこの人。









≪長宗我部　弥三郎≫
藤次郎と同じ大学の工学部。
後輩に慕われている兄貴。
女の子が好きなようなものが大好きで、それを隠し通していたのだが、
藤次郎に買い物袋を落としたとき発見される。
藤次郎が面倒で仕方なかったため、関わろうとはしていなかった。

戦国界で藤次郎の話を聞き、互いに意気投合して同盟を組む。
彼らのことを戦国界で【東西兄貴】と呼ぶものが多い。
戦国界での名は【長宗我部元親】

ガタイのいい大男で、愛用する刀は大剣。
幼少期は姫若子と呼ばれていた。




≪真田源次郎≫
体育大学の学生。
甘味に目が無い大食い青年。
頭を使うようなことは苦手で、字が汚い。
よく野良猫などの動物に話しかけているらしい。
女性の母性本能をくすぐるタイプ。

戦国界では【真田幸村】と名乗る。
槍の使い手で、主の武田信玄を尊敬している。

佐助とは幼馴染で、年が違っても共に行動することが多い。
難しいことを長々と説明されても、すべて聞き流してしまう。




≪上月佐助≫
源次郎の保護者。
やたらと命中率が高い。
チャラチャラとしているようで、本当は周りの空気を読んだりして慎重に行動をする。

戦国界では【猿飛佐助】と名乗る。
もとより高い身体能力を利用して、真田の忍びとして働く。

リアルでも仲がいい慶次が武田領に居座っている間、準備する食事の量が増えるので早く帰ってほしい。


≪前田宗次朗≫
お祭り大好きな男。
大学に通ってはいるが、単位が落ちない程度にサボって日本を旅している。
流行の最先端を行くので、女性にもてるが本気で恋をする気はないという。
片思いの人がいる噂があるが、本当かどうかは判明していない。

戦国界では【前田慶次】となのる。
戦をしたくないので、リアルでも仲がいい佐助の近くにいることが多い。
愛用している武器は、【夢吉】という名の大きな弓。

鈴をつけて歩いていることがあるので、鈴の音で「慶次がきた」と皆に言われる。